2009年07月31日
WAM4 初速チューン「初速ダウン編」後編
さて、前回に引き続きまして、初速チューン「初速ダウン編」をお送りいたします。
前編ではインナーバレルをカットしましたが、後編ではガス流量を調整する方法です。
それでは、いってみよ~!!
前編ではインナーバレルをカットしましたが、後編ではガス流量を調整する方法です。
それでは、いってみよ~!!
<ガス流量調整>
BB弾はインナーバレル側にガスが流れて加速されます。
今回のは、そのガスの流量を絞ることにより初速を減らしてやろうというものです。
ん~どんなことをするのでしょう。
結論からいうと、ローディングノズルとフローティングバルブがある部分
ガスが通る流路を狭くする方法です。
実際にどうやるかというとこれ↓ 名付けて
これは、余ってた初期ロットのフローティングバルブにエポキシ系接着剤で
肉盛りしてノズルの流路を塞いでやろうというものです。
(写真では先端だけですが、先から半分ぐらいまで肉盛りした方が調整しやすいです)
マグナエンジンをチューンするのは初めてなのですが、
もしかしたらマグナ使いの方々にとっては、このあたりをいじるのは初歩だったりして
まあ、自分なりにやったことを記録していっているので、そこはご愛嬌ということで
で、このまま組み込んで初速を計ったらどうなるかというと・・・40~50m/sでした
(毎度のことながら0.2gBB弾です)
これは初速ダウンに効果ありではないか!!と自分で感心。
さらに、ここからは推論ですが、
例えば、通常、弾を発射するガス量を100、ブローバックに使うガス量を100とした時、
一連の動作ではガスを200使うとします。
ガス流量を絞れるということは、弾を発射するガス量を50に減らせた場合、
一連の動作ではガスを150しか使わないことになるのでは?
ということは、燃費向上?冷えにくい?などと妄想してみたり。
たぶん、そんな簡単なものではないでしょうね(笑)
ちなみにその辺の検証はしていませんw
んで、ここからがメインの調整。
要するにバルブを削っては初速計って、削っては計っての繰り返しです。
けっこう面倒くさいよ~
形状の目安としては三角のおにぎりと正三角形の間くらいが良かったかな。
こればかりは肉盛った量のバランスによるので、実践する人は
ちょっとずつやっていった方が良いです。(やる人いるのか?)
調整した結果が前回のフルオート実験の結果です。
(温度が高めなので、常温とは違いますが、純正よりちょい高めレベルになっていると思います)
ただ、これやる場合にはエポキシ接着剤はやめた方が良いです。
撃っているうちにちょっとずつ端っこからはがれてきます。
やるなら化学結合するタイプ(溶着?)のパテを使うべきだと思います。
一番良いのはメーカさんが良い形状で目安何m/sダウン仕様とかでリリースしてくれたら
バレル交換している人でバレルを切りたくないという人などには良いんでしょうけどね。
買う人あんまおらんかw
<おまけ>
ここからはローディングノズル一式を分解する手順を説明していきます。
色々ネットで見ましたが、詳しく解説しているものが少なかった気がしますので。
まずは、画像↓のようにボルトキャリアお尻側のEリングをマイナスの精密ドライバなどで
外します。(この時、勢い余ってEリングを飛ばさないように!)
次に、ノズルガイドを外します。俺はPRIMEのスチールボルトなので簡単に取れますが、
純正の方はうまくやってくださいw
(たしかノズルを動かしながら、マイナスドライバでいじくってたら取れた気がする)
画像は取り忘れました純正ボルトキャリアでよく割れるという窓のプラスチックパーツです。
ここで、ローディングノズル一式がボルトキャリアから外せますが、
くれぐれもローディングノズルを引っ張って外さないように!
ノズルスプリングが延びてしまいます。(まあ、そう簡単に延びないと思いますが)
後ろのEリングがついてた銀色の
では、ローディングノズルを分解します。
お尻側にピンがあると思いますが、それを抜いちゃいます!
ピンポンチがあれば良いのですが、ない人は写真と同様に100均の精密ドライバの先端を
ぶった切って平面に仕上げて代用しましょうwコレけっこう使えます。
ピンを抜いたら、その近くに2mmくらいの丸い穴がありそこに四角いものが見えると思います。
そこにさきほどのドライバを引っ掛け先端からお尻方向へテコの原理を使って押します。
するとお尻のOリングがくっついてる物が抜けてきます。
ある程度抜けてきたら、今度は抜けてきた部分もテコの原理でちょっとずつ抜いていきます。
ここで焦って手を使って引っこ抜こうとしてはいけませんよ~
プラスチックなのでお手柔らかに
んで、抜けた状態がコレ↓
なんかちょっと違う!?と気づいたあなた、かなりWAM4をいじり倒してますね~さすがです。
(たいしたことではありませんが・・・w)
そして、元に戻すときは逆の手順でいけば問題なし。
以上、初速チューン「初速ダウン編」後編を終了します。
今回もとても長い文章でしたが、最後までお付き合いいただいた方ありがとうございました。
(ん~長い本文を非表示にして、クリックしたら全部表示されるようにするにはどうしたらいんだろ?)
最後にお願い。
WAM4はガスを使用している性質上、初速は気温に左右されます。
さらにパーツの組み合わせにより異なる結果が出ることが多々あります。
(同じパーツでもWAM4本体の個体差により結果が違うこともあります。)
ですので、パーツを交換した時やチューニングした時には必ず弾速計で初速を測定し、
法定内遵守、レギュレーション遵守を徹底しましょう。
この記事を読んでいる方々には当たり前すぎて失礼かと存じますが、
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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WAM4 Geissele SMR レプリカ③
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マグナブローバックの構造上、ブローバックの強さは変わらないと思いますよ。
ただ、あくまで推測ですが、マズル方向へのガス流量が減るので、全体のガス消費量が減って相対的には冷えに強くなるかとは思います。(体感できるかわかりませんが)